柄の入れ替え

柄の修理のお預かり。
ぱっくり割れていて、結構ひどい感じです。


柄の入れ替えは柄を開けてみて中子とよばれる差し込んである部分がちゃんと残っていないと修理ができません。
開けてみないと分からないことが多く、今回もそのケース。
お客様のご了承を得てタガネで古い柄を割ります。


大丈夫かな？？


サビで細くなってしまってますが、これだけあれば充分！
さすが京都の老舗刃物屋の包丁です。


それでも細くなってしまっているので既存の柄の穴より大きい、、、


本来だったら焼きいれていくとこですが、これだと焼いているうちにさらに穴が広がってしまうため薄い板を挟みます。


包丁に対して真っ直ぐかどうか確認しながら入れていきます。


今度はロウでがっちり固めます。


あふれるくらいロウを流しいれて、


余分なロウを落として仕上げです。


これでまた使っていただけますね