刃物のタケモト

何よりも難しい研ぎはハサミです。


まず刃を分解してサビを落とします。


ハサミだけでなく、包丁のサビを落とすのにもクレンザーでこするとキレイに落ちます。
黒いサビは落ちませんが、茶色のサビはきれいになります


ハサミの裏は熟練の研ぎ師が研いでいきます。
裏はわずかにアールを描いているんですね。
コレを裏すきと呼びます。
グラインダーの真上の１点で研いでいくため、技が必要です。


角度を安定させてグラインダーで表を研ぎます。
刃返りが出れば出来上がりです。


ただ、ハサミは刃を研いだだけでは切れません。
ネジが緩んでいたり、とめる順番が違うだけで切れなくなります。
順番は間違えないようにとめて、ゆるいときはストッキングを噛ませてネジをきつくします。

で、出来上がりです！

ハサミの研ぎは包丁と違って噛み合わせが重要になります。
研ぎに出されたハサミをみてみると、裏まで研いであったり、ネジが緩んでたりする事が多いんですね。
ハサミの研ぎは難しいです。
専門店に任せましょう！

と言ってる私もまだまだ修行が必要です・・・

ハサミ研ぎ・・・１２６０円（大きさ、種類にもよる）　約３日～１週間お預かり