当店でもたくさん包丁が並んでいて、
どれを選んだらいいだろうって分からないですよね。
包丁の良し悪しは見た目だけではわかりません。
良し悪しを決める基準に刃の硬さが重要になります。
金属成分の粒子が細かく、かつ密度の高いものほど強いとされ、
和包丁においては鋼と軟鉄という2種類の金属を火造り、鍛錬で組合せしてから加熱、焼入れをします。
(すべて硬いはがねでできている本焼きより、軟鉄を組み合わせる事により研ぎやすくなります。
包丁は永久に切れるものはないので、研ぎ直しのことまで考えた製品を選ぶのが良い選択です。)
そして、焼入れをしただけの状態では硬いが弾力不足という状態のために、刃がすぐにこぼれてしまいます。
ガラスは落とせばわれますが、スポンジは割れないという感じですね
硬いだけではいい包丁にはなりません。
そうして焼入れをした1番硬い状態になったものを低温で加熱をし焼き戻しを行います。
日本の包丁は硬度が高いとされています。
(*もちろんいろんなレベルがあります)
外国では食文化の違いからそこまでの硬度を必要としてこなかったからですね。
ロックウェル指数という硬度をあらわす基準があります。
(和包丁・・・60~66度、西洋包丁・・・56~63度、外国製・・・53~60度)
逆にこれ以上硬いと欠け易く、研ぎにくいという欠点がでてきます。
研いでみると硬度が低いものはすぐにカエリという金属片がでます。
これはカエリというよりは刃が曲がったみたいなものです。
なので研いでみるとすぐに違いが分かります。
値段も1つの基準にはなりますが、口金(刃とハンドルの間の金属部)がついているか、ステンか鋼か、といろんな要素によっても値段が違ってきます。
7900円(税込価格)
この包丁は口金もついていて、サビにも強く、切れ味もお薦めできる包丁です。
あと杉本の包丁も個人的には好きな包丁です。
メーカーから出荷されてくるときに1つ1つ刃付けがされてくる唯一のメーカーではないでしょうか?
硬度も高く、研ぎやすく、プロの方でも愛用者の多いメーカーです。
包丁を選ぶときはぜひご相談下さい。